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池田クリニックは血液透析の専門医療機関です。
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1) 慢性腎不全とは?
腎疾患が慢性に進行してくると、腎臓の内部構造が徐々に破壊されます。破壊が進み、腎臓の機能が代償できなくなり、腎臓の働き(腎機能)が正常より低下した状態を慢性腎不全といいます。初期には症状がないこともあります。進行は極めてゆっくりなため、腎臓の機能が正常の1/10未満になるまで症状の現れないこともまれではありません。それだけに早期発見が難しい病気とも言えます。進行してくると腎臓は体内の老廃物を十分排泄できなくなってしまい、毒素が身体の中に溜まって「尿毒症」と呼ばれる症状が現れてきます。そしてさらに悪化すると透析療法が必要になってしまいます。つまり、急性に進行し腎臓の内部構造がまだつぶれておらず、むしろ腎臓が腫大していることが多い回復可能な急性腎不全とは明確に区別されます。
2) 慢性腎不全の原因
慢性腎不全には必ず原因となる腎疾患がありますが、不明なことも多いです。腎臓の萎縮が軽度の時は必要に応じ、腎臓の組織検査(腎生検)で原因を明らかにすることはできますが、中等度以上では、慢性腎不全の一般的な治療法で対処することになります。原因の多くは、慢性糸球体腎炎、糖尿病性腎症及び腎硬化症です。以前は慢性糸球体腎炎が主でしたが、近年他の原因疾患、とりわけ糖尿病性腎症が増加しており、年間透析導入患者では約42.9%(2006年度)を占めるようになり、なお増加傾向にあります。
3) 慢性腎不全の症状
慢性腎不全ではかなり腎機能低下が進行しないと自覚症状は出ません。従って、血液検査をして、血液中にたまった毒素(クレアチニン、尿素窒素)が上昇していることで初めて判明することが多いです。腎機能が正常の30%まで低下すると、貧血により疲れやすいという症状、むくみが出るといった症状が出ることがありますが、何も症状が出ない場合もあります。腎機能が正常の10%以下に低下して、体がだるい、食欲が低下する、吐き気がする息苦しい、といった腎不全症状(尿毒症症状)が出現します。また、血液中のカリウムが上昇すると、心臓に不整脈が生じ、心臓がとまってしまうこともあります。
4) 慢性腎不全の治療
原因疾患にかかわりなく、慢性腎不全に対する治療は共通しており、基本的には、腎不全の進行を遅らせる治療になります。すなわち、慢性腎不全の治療の目標は腎機能を良くすることではなくて、悪化する速度を最大限遅くさせることです。また、腎臓の内部構造がつぶれている割合が少ない早期のうちに治療を受けるべきといえます。一般的な治療法としては、大きく下記の2つに分類されます。
・食事療法 - 蛋白制限、塩分制限、カリウム制限、十分なカロリー摂取
・薬物療法 - 経口吸収剤クレメジン、降圧剤、利尿剤
しかしながら、腎不全が進行し、血液中クレアチニン濃度が8以上になった場合や、尿毒症症状(強い倦怠感、食欲不振、吐き気、息苦しさなど)が出たり、水分が体にたまって心臓や肺に負担がきたときは、透析(血液透析または腹膜透析)を施行する必要があります。透析をしなければ、命を失います。透析は始めると永久的に続けなければなりませんが、年々透析技術も進歩しており、患者さんのQOL(生活の質)も向上してきています。更には、根本的な治療法として腎臓移植といった方法もありますが、依然、臓器提供者の絶対的な不足状態にあります。
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